代表挨拶

牧之原・なおさん農場は、江戸時代から380年続く農家で、現在の代表・杉本巨樹(なおき)は14代目になります。静岡県牧之原で代々にわたって多くの作物を栽培してきました。

牧之原・なおさん農場のポリシーは、「静岡の畑から食卓にHAPPYをお届けする」です。
BtoBでは卸先様と消費者様を合わせた三方よしの精神を、BtoCのでは直接購入してくださるお客様が喜んでくださる顔を大事にします。

現在は、大きく2つの分野の作物を栽培しています。
お茶事業、もうひとつはレタス事業です。

お茶事業は、受け継がれた技術と数値による栽培管理で安定した品質を維持しています。
レタス事業は、マーケットのニーズに応える、という形で、二つの事業で食卓にHAPPYをお届けしています。

お茶事業では、1910年代から栽培、1925年から製茶工場を始めました。太平洋戦争により製茶工場は閉鎖しましたが、現在まで生葉の卸売、ペットボトル用茶葉の契約栽培、新茶やほうじ茶などの自社製品の販売を手がけてきました。自社製品は累計販売本数1万本以上の実績があります。

また、JGAP認証(加盟団体による認証)を取得しています。定期的な土壌分析による栽培管理で、秀品率が向上し、仕入れ先様の歩留まり率が維持されています。また、先代は牧之原市・農業委員を務め、茶業振興に努めました。写真は、2002年にイギリス・バーミンガムで行われたジャパン・ウィークに静岡県の茶業者を代表して参加た時のものです。

レタス事業は出荷形態、品種など、取引先様のニーズに応じて臨機応変に栽培します。

業務用の裸サニーレタスの契約栽培(12月~3月)、スーパーマーケットチェーンの産直コーナーへの卸売り、卸業者様から依頼を受けた希少品種(ハンサムレッド・ハンサムグリーンレタス)の栽培などの実績があります。

栽培面積は合計4ha、スタッフは30~40代の若手から農業歴50年以上のベテランもいます。そのため、”攻め”の新たな挑戦と”守り”の品質管理を同時にできるバランスの良い農園です。

私達は、既存の作物を育てながら、新しい試みにチャレンジするパイオニア精神を持つ農園です。昨年から、3つ目の事業となる果樹事業を開始しました。

海外から見ると、日本の農産物は品質が良いと言われています。
また、店舗もお客様も、舌が繊細で、目が肥えています。
それは、日本人が日本の四季を愛し、旬の食材で季節感じるが故なのではと思います。
最も厳しく、最も細かく、最も繊細な日本の消費者に「美味しい!」と思って頂けるよう、丹精込めて育てることが使命と考え、地域に貢献しながら成長できる企業であろうと努力しています。

~沿革~

1645年 江戸時代に初代・半四郎家として静岡県牧之原で農業を始める。米などを栽培
1925年 11代目が茶工場 マルエスを創業。しかし、太平洋戦争が始まり閉鎖。その後は、茶葉・米・果樹を栽培。
13代目より新茶の通信販売を開始。お店を持たずに通販だけで累計1万本を販売しています。

2001年 イギリス・バーミンガムで開催されたジャパン・エキスポに13代目が参加し、茶業振興にも努めました。

2003年 14代目・なおさんが農業を継ぐ(牧之原・なおさん農場)
2009年 静岡空港を訪れた、バーミンガム大学ジャパンセンター所長ワトソン教授と13代目が交流 静岡新聞掲載

2022年 加工・販売部門を独立させる形で株式会社マルエス菜園を設立

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